アンパンマン【に学ぶ】
五歳になった娘が急激にアンパンマンを拒否するようになりました http://twinavi.jp/topics/tidbits/592651ca-1f54-4700-ad4f-54b2ac133a21
リマインダーとして保持していたandroid chrome のタブ数が100を超えて早数カ月。
chromeのブックマーク機能が整理に適していないことが原因で、リマインドしたいものはkeepに投げていたのだが、keepの整理も面倒という状況で、答えの出し難い議題はblogに書くことにした。
第一回はアンパンマン。
生理や欲求を考えた時、子供の考える必要十分な刺激のレベルとは何処か?
(超えればトラウマ、満たされなければ退屈で眼中にないものとなる)
先日に複数の子供を横浜コスモワールドまで連れて行った。
遊園地のアトラクションには怖さを売りにしたものが随分ある。
小学二年生の男子は「恐怖の館」なる西洋お化け屋敷に興味津々だった。
年齢制限は3才。
4歳児が一人でお化け屋敷ってありなの?、、と保護者視点としては不安に思ったが、こちらが案じていた7歳時は予想を大きく裏切り、ゲラゲラと笑いながら出口からダッシュで出てきた。
びっくりした。
大学時代の漫研の先輩は食パンマン様〜と言いながら毎日食パンマンと食卓を囲んでいた。
何が何をどこで卒業するかはそれぞれなんだろうが、コア層を考えた時には絶対に何らかの理由がある筈で、、アンパンマンが子供っぽいと言われてしまうことにも絶対に理由はある筈なのだ。
それは内面から浮かび上がったものかもしれないし、友人の意見かもしれない。
アンパンマンを遅れているものと見なしてしまった5歳児の意識を知りたい。
研究するにはサンプルが足りないため、私の意見は予想を超えないものとなるが、、きっと5歳時と4歳児の違いは、他者の怒りに反応するかどうかではないかと思う。
アンパンマンのエネルギーは愛であるが、その裏にあるものは怒りだ。
ぐでたまやリラックマ、キティやマイメロといった感情の薄いキャラクターが万人に支持される理由は、時代もあるだろうが、暑苦しくない。
かつてのアニオタや特撮オタが世間から敬遠された理由とは、やはり暑苦しく見苦しいからだ。
シラフで歌うペガサスファンタジーには価値はないが、高熱のペガサスファンタジーに価値を感じるのも一部なのである。
私は空回りする程のエネルギーを持ったまま大人になってしまった。
アンパンマンになりたいまま小学生になり、勇者になろうと思っていた。
私は、覚めた子供は嫌いだ。
けれど、暑苦しい子供も嫌いだ。
賢者になって魔法でなんとかしたい。
この世との未練が切り離されて死んでしまった友人を生き返らせてもう一度冒険の旅に出たいと思う。
(がそれは叶うことのない夢物語)
ファンタジーの世界は優しい。
アンパンマンはそういう意味で、あんまりファンタジーじゃないんだろう。多分。
追記:お腹が空いたならパンを食べればいい客と、その逆にフラフラになりながらもパンを配ってる変な奴がいる。 どちらがホームレスの身なりか判らない。
私は子供の頃から配る奴になりたかったけれど、、頭の中にある自分の記憶よりも随分と早い時期から立ち位置を決めていたのだな、、と気がついた。
(最近はラーメン屋という職に興味が湧いて仕方ない)